自分に自信が持てないあなたへ

ポンテでは日々ご相談を受けていますが、
「自分に自信が持てない。どうすればいいですか。」
というのが、よくテーマになります。

自信は、自分一人だけで獲得することができません。
誰かに認めてもらうことを通じて、だんだんと出来上がっていくものです。
つまり、あなたが自信を持てていないなら、たまたま、認めてくれる人に出会えなかったということです。

「自分が力不足だから、認められないんだ。自分のせいだ。」と思ってしまいがちなのですが、
「このぐらい実力を持っていたら、自信を持ってよし！」という客観的な合格ラインのようなものが存在するわけではありません。
高い能力を持ちながら、自信のない人も居ますし、それほどの能力でなくても、自信満々の人も居ます。
「自分がダメだから、認められないんだ」と考えるのは間違いです。

たとえば、乙武洋匡さんの例を考えてみましょう。
乙武さんを自信のない人と見る人は居ないでしょう。
彼の四肢が欠損していることを、親御さんは決定的な欠落とは考えませんでした。彼を人間として認める態度で接してくれて、良い所を伸ばそうとしてくれたので、彼は自信のある人間に育って行ったのです。
運よく彼に自信を与えてくれた大人が居たのです。

もしあなたが自信を持てていないなら、こう考えてみたらどうでしょう？
「自信を持てていないのは、私のせいではなく、たまたま自信をつけてくれる人に出会えなかった、つまり運が悪かっただけだ。」

「自分は価値のある人間なのに、自分を認めて、自信をつけさせてくれなかった大人たちが悪い」と考えてみるのです。

「今まで私は運が悪かった。
それならまず、『私が私を認める』というところから始めてみよう。
意地でもこれから運命を変えてやる。
私を認めてくれる人にきっと出会えるはずだ。」
ちょっと強引にこんなふうに考えてみることをお勧めしたいです。